生活習慣と冷え症

生活習慣の乱れ

生活習慣が原因の冷え性は、身体を冷やすものを摂り過ぎることが冷えの原因のひとつです。

これは、冷たい食べ物や飲み物だけでなく、身体を冷やす性質の食べ物や飲み物はすべて該当します。

身体を冷やす性質の食べ物や飲み物とは、陰性の食べ物や飲み物のことです。

陰性の食べ物とは、夏に収穫される野菜や高いところで育つ果物、水分の多い作物、南国でのみ育つ作物などのことです。

このような食べ物の摂り過ぎが、冷えを起こします。

夏の冷えは冬の冷えよりも問題です。冬は寒いから当然、温かくします。しかし、夏は薄い服で、半袖や短パン、スカート、etcの格好をして、冷房中の部屋の中にずっといて、冷たい物を食べて、通勤や通学は、冷房車で移動。

このような生活スタイルは、冷え症にならない方が不思議です。

女性がの履くハイヒールも冷えにはよくありません。

ハイヒールを履くと、足、骨盤、背骨が歪んで冷えやすくなるからです。

また、ハイヒールを履くと、体重がつま先にかかります。これによりつま先の関節がゆがみ、足首、膝、大腿骨、骨盤によくありません。また、タコ、うおの目、外反母趾になると、足が変形してしまいます。

たかがハイヒールですが、ホルモンバランスが狂い、自律神経も狂ってしまうために、老化も加速してしまいます。

豊かな食生活

綺麗な花には刺があると言われるように、美味しい食べ物にも毒があります。

刺身、寿司、天ぷら、焼肉、ステーキなど、御馳走と言われるものはほとんどが動物性タンパク質です。このような食べ物の食べ過ぎは、腎臓や肝臓を痛めます。

タンパク質の過食により、毒性のある窒素酸化物が発生します。また、デンプンや脂肪を過食すると、肝臓と腎臓が疲れてしまいます。

冬に冷たい飲み物や食べ物はダメ

冬の寒い時期に暖かい部屋でビールを飲んだり、冷たいアイスクリームを食べたりすることをしたことがありますか。

このようなことをすると、身体は外からだけでなく、中からも冷やされます。冷えが2倍なので身体にはとても悪いです。

冬に汗をかいたり冷えると、春にだるくなったり、頭痛がしたり、不眠になったり、風邪が治りにくかったり、咳きがとまらなくなったりします。

ストレスの冷え症

「七情」という言葉を知っていますか?。これは、喜、怒、憂、思、悲、恐、驚の7つで、このように感情が乱れると身体も乱れます。

現代の言葉で置き換えるとストレスのことです。

病は気からと言われますが、クヨクヨしたり、イライラすると病気にかかりやすくなるのです。当然、冷えにもなりやすくなります。

ストレスの状態は、病気にかかりやすく、治りにくい状態で、これを「虚(きょ)」と言います。この状態はいわゆる未病の状態で、免疫力が低下して、自律神経が失調している状態です。

体質

親から遺伝的に受け継がれる体質は2種類あります。それは、虚弱体質(虚証)と頑健体質(実証)です。

例えば、いつもクヨクヨしたりイライラするなら虚証、いつも気にしないで呑気なら実証です。

虚証と実証どちらのタイプかの目安

・目、鼻、口が小さいのは虚証で、大きいのは実証

・人前で口ごもるのは虚証で、声が大きく発音が明瞭なのは実証

・すぐに汗をかくのは虚証で、汗をかきにくいのが実証

・下痢をすると疲れるのが虚証で、スッキリするのが実証

・季節に関係なく寒がりなのが虚証で、暑がりなのが実証

実証の方がよいと思われがちですが、必ずしもそうでもありません。実証は頑丈なのでかえって無理をしがちで、それが問題を引き起こすこともあるからです。

冷え体質の人は、足の甲の厚さが薄くなっています。また甲が厚くても痩せて、指が細く、血色が悪く、皮膚に弾力がない足なら虚証です。

実証の人は骨太、甲高で、皮膚が張っています。中間証はその中間です。

冷えは足から入って、腰にたまり、腎臓や子宮の病気につながっていきます。

足には腎臓、肝臓、胃、膵臓などにつながるツボがあります。ですから、足を冷やすとこれらの臓器にも影響します。

特に大事なのは腎臓です。腎臓は肝心要の臓器なのです。足が冷えると腎臓が冷えて、さらに足が冷えるという悪循環となり、夏でも手足が冷たくなります。

腎臓が強いか弱いかは、耳たぶを見るとわかります。耳たぶが発達していると腎臓が頑丈です。逆に耳の病気(中耳炎など)を繰り返す人は腎臓が弱いです。

また扁桃腺炎(喉の痛み)などを何度も起こすのも腎臓が弱い人です。

こむら返りをよく起こす人は肝臓がよくない人です。

冷えで腎臓が悪くなると肝臓や心臓など他の臓器にも影響を及ぼします。

なぜなら、臓器はひとつで機能しているわけではなく、すべてがつながって関係しながら働いているからです。

最も大切なことは、足を温かくして、腎臓を健康にすることです。すると他の臓器も健康になります。